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婦人科がん検診

昨今の日本では「女性の社会進出」などと言う言葉も聞かれないくらいに女性も仕事をしています。
さらには、重要ポストにも女性が就く事もまったく珍しくありません。それに伴いストレスや偏った食事などが原因とされる女性のがん発生率が上がり続けています。
男性に比べてまだ低いとされていますが、女性も死亡原因の1/3が、がんとなっております。

がんの早期発見、早期治療のためには、がん検診を受診することが重要です。

女性特有のがんについては検診受診率が低いことから、平成21年度から、市区町村が実施するがん検診において、一定の年齢に達した女性に対し、子宮頸がん及び乳がん検診の無料クーポン券を配布するとともに、検診手帳を交付することにより、検診受診率の向上を図ると政府も女性のがん対策を打ち出しています。
がんを治すには、まず早期発見が第一ですので「がん検診」思い立ったら安心の為にもぜひ受けましょう。

子宮頸がん予防ワクチン接種について

(1)大田区民の中学1年生~3年生の女子は区の助成により無料となります。(平成24年度)
(2)上記以外の方の費用
・初回:18,000円(税込)
・2回目:16,000円(税込)
・3回目:16,000円(税込)


月経に伴う異常や不正出血

月経の異常には主に月経前症候群、月経困難症、月経不順、無月経などがあります。

月経前症候群

月経が近づくと、イライラしたりマイナス思考になったり、頭痛や吐き気、腰痛、にきびなどができるなどがあります。

月経困難症

腹痛や頭痛、腰痛などの痛み(月経痛)がありますが、日常生活に支障が出るほど重度の痛みがあります。

月経不順

生理不順は周期や月経血の量によって、周期が短い頻発月経、周期が長い稀発月経、月経血の量が多い過多月経、月経血の少ない過少月経があります。

無月経

無月経には18歳になっても初潮が来ない原発性無月経と、月経が3ヶ月以上止まってしまっている続発性無月経があります。

不正出血は、月経ではないのに出血があることを言います。
子宮がん・子宮筋腫・子宮内膜症などの疑いがあります。
子宮や卵巣の病気以外にも、精神的なストレスや疲労が原因となって不正出血が起こる場合もあります。
出血の量が少ないからと言って自分で判断せずに、出血に伴う症状も病気の早期発見につながりますので早めに受診しましょう。


子宮筋腫・子宮内膜症

子宮筋腫とは、子宮の筋肉にできる塊で、良性の腫瘍の事を言います。
子宮筋腫の発生の原因は、卵巣の働きとと深く関与している事くらいしか分かっていません。
ほぼ筋腫が他の臓器に移転することはなく、卵巣から分泌される女性ホルモンの作用により少しずつ時間をかけて大きくなっていきます。

大きさは、目に見えない小さなものから、数十センチ大のものまであります。大きくなっても生命に影響するものではなく、症状による日常生活への支障がなければ、必ずしも治療が必要な病気ではないのですが、それも検査してはじめて分かるものですので気になった方は、検査をお勧めします。
代表的な症状は、月経困難症、それに伴う月経痛、貧血などです。おのものの変化や頻尿や便秘、腰痛や不妊などの症状が現れる場合もあります。

子宮内膜症とは、子宮の内側にあるはずの組織が、何らかの理由によって子宮の外側に出来てしまいホルモンの作用で増殖し生理と同じ周期で出血します。
その際、子宮の様に出口が無い為に始めは小さな血豆の様な病巣が、次第に肥大化してしまう病気です。
月経時にかなり痛みが強い生理痛で市販の鎮痛剤を使っても全く効き目がないという状態になる事もあります。
生理の時だけではなく、生理の時以外の場合でも下腹部の痛みや、腹痛、排便の際に感じる痛みなどがあります。また腰痛も出る場合もあります。

性交をするときに膣の奥のほうが痛む場合や、下痢をしやすくなる場合。月経時にレバー状のような血液が混じった血液も一緒に出ることがあり、血液の量も増えるようになります。何もしないと不妊症になってしまう原因にもなりかねませんので定期的な受診をおすすめします。


卵巣腫瘍

卵巣腫瘍とは、文字通り卵巣にできる腫れ物の事を言います。卵巣は、特に細胞分裂が多いところですので各種の腫瘍ができます。
ほとんどが良性の「卵巣のう腫」ですが、約一割程度は悪性の「充実性腫瘍」です。
一般的に知られている「卵巣がん」が、これにあたります。

症状としては小さいうちは無症状ですが、こぶしより大きくなると、固いしこりが下腹部にできたり、腰痛、下腹部痛、生理不順、時には腹水といっておなかに水がたまったりする事もあります。

卵巣は、「静かな臓器」と言われるほどに病気の症状が出にくい場所です。症状が出た時には、腫瘍も大きくなってしまっている場合が多く、定期的な検診がお勧めです。

更年期障害

更年期というのは、45歳から55歳ぐらいの閉経をそろそろ迎える年齢から、完全に閉経する期間を言います。
更年期には、さまざまな症状が身体・精神的にあらわれることが多く、中には日常生活を送る事さえも、困難な状況になってしまう方もいます。
このような症状を更年期障害と呼びます。

更年期障害の症状は、本人でさえ更年期障害が原因であると、確定する・理解するまで時間がかかる事もあります。
さらに周囲の方から理解を得ることが難しい事が多いため、更年期障害に苦しむ方にとっては、とてもつらいことになります。まずは一度、病院で診てもらいましょう。


感染症

性行為感染症・性感染症とは、性的な接触において感染する多くの疾患の総称です。
STD(Sexually Transmitted Diseases)などという言葉でも知られています。
自覚症状が軽いものが多いため、感染者が治療を怠りやすく不妊などの後遺症や生殖器のがん、HIV感染にかかりやすくなる等の問題点を含み、特に生殖年齢にある女性への感染においては、母子感染における次世代への影響も心配されます。

分泌物(おりもの等)が変だとか、排尿の時に痛みが出る、傷やイボのようなものができた、など性器における何らかの症状を自覚したら、僅かな症状であってもSEXはやめて下さい。
そして、自分が検査・治療する事はもちろんパートナーにもその事を告げて一緒に検査・治療をしてもらう必要があります。
お互いに治療が済むまでは、SEXはできません。合併症や続発症から守るためにも早期治療をしましょう。

おりものの異常とは、かゆい・痛い、色がおかしい(いつもとは違い褐色や黄色など)、さらには悪臭があるなどがあります。

かゆみや痛みがある場合

カンジダ膣外陰炎、トリコモナス膣炎、細菌性膣炎など

色が黄色や褐色

黄色、黄緑色・・・トリコモナス膣炎、非特異性膣炎、老人性膣炎(萎縮性膣炎)、淋病、子宮頸がん、カンジタ膣炎、クラミジアによる子宮頸管炎など
茶色・・・非特異性膣炎、老人性膣炎(萎縮性膣炎)などまた、不正出血、子宮頸がんなどのの可能性があります。

悪臭がある

トリコモナス膣炎、細菌性膣炎、膣内異物(例えばタンポンの抜き忘れや、コンドームの遺残など)の可能性が あります。

その他おりものの異常から考えられる病気

尿道炎、子宮膣部びらんなど外陰部異常とは外陰部に痛みやかゆみ、しこりなどができます。症状によってはおりもの異常と同じような病気にかかっていることがあります。
その他、性感染症として外陰ヘルペス、尖型コンジローマ、淋病などがあります。

かゆみ

外陰掻痒症、外陰炎、カンジダ外陰炎、毛じらみなど

赤くはれる、ただれる

外陰炎、カンジダ外陰炎、バルトリン腺炎、バルトリン腺のう腫など

痛い

外陰潰瘍、バルトリン腺炎、バルトリン腺のう腫、性器ヘルペスなど

しこり

外陰脂肪腫、外陰がん

できもの

毛のう炎、尖形コンジローム、性器ヘルペス など


プラセンタ療法

更年期障害の方のみ保険診療(皮下注射のみ)あります。
それ以外の方は自費診療となります。
(それぞれ、説明書をお読みいただき同意書をいただいております。)

・プラセンタ注射 1本  1,500円 / 2本  2,500円


ビタミン注射

肌質改善や疲労回復にビタミン剤の補充を行っています。
ビタミン量や種類により価格が異なります。(詳しくはスタッフにお尋ねください)
・1,500円~3,000円


避妊相談

低用量ピル、避妊リング、モーニングアフターピル(緊急避妊ピル)などの処方を行っております。
低用量ピルは避妊以外にも月経困難症、過多月経、子宮内膜症、月経不順などにも効果があります。

各種ピル費用

・低用量ピル:2,400円~2,600円 / 1シート
・モーニングアフターピル:8,000円
・ノルレボ錠 14,000円


月経日の移動

月経日を旅行などの予定で何日か移動させたい方は、お早めにご相談下さい。


婦人科小手術

流産手術、人工妊娠中絶手術、子宮頚管ポリープ切除術、子宮内膜掻爬 (そうは)術などの小手術を行います。
術後は、専用の回復室でお休みいただき、その日のうちにお帰り頂けます。

人工妊娠中絶手術費用

・診察料+術前検査:18,000円(税込)
【手術】
・7週未満:11万円(税込)
・7週:12万円(税込)
・8週:13万円(税込)
・9週:14万円(税込)
・10週:15万円(税込)
・11週:17万円(税込)